TDSから世界のディズニーパークに広がる探検家・冒険家の学会「S.E.A.」の概要まとめ

ディズニー

今回は、ディズニーパークのファンの間で密かに注目されている架空の団体「S.E.A.(Society of Explorers and Adventurers)」について、わかりやすくまとめていきたいと思います。

この団体は、探検や冒険の精神を象徴し、ディズニーパークに隠された奥深い物語の中核をなす存在なのです!

実はこのS.E.A.、東京ディズニーシーを皮切りに世界中のディズニーパークに広がっていきました。

S.E.A.とは?

S.E.A.「Society of Explorers and Adventurers」の略で、探検家や冒険家、発明家たちが所属する架空の団体のことをこのように呼んでいます。

この団体は19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したメンバーたちが世界中を冒険し、数々の発見をしたという設定です。

S.E.A.の原点は、2001年に開園した東京ディズニーシーのアトラクション「フォートレス・エクスプロレーション」です。

この場所が活動拠点となっており、創設メンバーの肖像画が飾られています。

◆1538年、大航海時代に設立。創設メンバー

◎イブン・バットゥータ(偉大な旅行家)

◎ヴァスコ・ダ・ガマ(インドへの航路を発見)

◎エンリケ航海王子(初期の重要人物・船酔い王子)

◎クラウディオス・プトレマイオス(「天動説」の提唱)

◎クリストファー・コロンブス(アメリカ大陸の発見)

◎ティコ・ブラーエ(精密な天文学者)

◎ピュテアス(北の海に乗り出したギリシャ人)

◎フェルディナンド・マゼラン(世界一周航海者)

◎フランシス・ドレーク(イングランド人の英雄)

◎マルコ・ポーロ(「東方見聞録」口述者)

◎レイフ・エリクソン(ノルマン人航海者)

◎レオナルド・ダ・ヴィンチ(万能の天才)

この施設周辺には、至る場所に紋章やS.E.A.のマークが飾られています。

◆4つの事柄を意味する紋章

冒険の象徴「ガリオン船」

ロマンスの象徴「アーミラリー天球」

発見の象徴「羅針盤」

発明の象徴「鉛筆や彫刻道具」

また、「タワー・オブ・テラー」ハリソン・ハイタワー三世「ソアリン:ファンタスティック・フライト」カメリア・ファルコというキャラクターも、S.E.A.の一員として登場します。

東京ディズニーシーがオープンしてから、S.E.A.の設定は他のディズニーパークにも展開され、現在では世界中のアトラクションや施設をつなぐ重要な物語の一部となっています。

S.E.A.が登場する代表的なアトラクション

S.E.A.の物語は、ディズニーパークに点在するさまざまなアトラクションで楽しむことができます。

ここでは、東京ディズニーシーを含む代表的なアトラクションをご紹介します。

1.東京ディズニーシー「フォートレス・エクスプロレーション」

フォートレス・エクスプロレーションは、東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーにあるS.E.A.の拠点の一つです。

ガリオン船

この施設は、S.E.A.の活動拠点として設定されており、航海や探検の歴史をテーマにした体験型アトラクションとなっています。

訪れるゲストは、自ら探検家や冒険家になった気分で、中世ヨーロッパの科学や技術を学びながら、S.E.A.の物語の一端に触れることができます。

特に注目すべきは、施設内にある天文学に関する展示や、船上からの眺めです。

ナビゲーションセンター

チェインバー・オブ・プラネット

アルケミーラボラトリー

これらは、S.E.A.の探求心と冒険心を象徴する要素として作り込まれており、ファンにとって見逃せないスポットです。

主な要塞の中の展示

ガリオン船

エクスプロラーズホール

イリュージョンルーム

ナビゲーションセンター

カメラオブスキュラ

チェインバー・オブ・プラネット

アルケミーラボラトリー

サンダイヤル・デッキ

テレスコープ

フライングマシーン     etc…

振り子

フライングマシーン

2.東京ディズニーシー「タワー・オブ・テラー」

大富豪で探検家であるハリソン・ハイタワー三世は、呪われた偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」を盗み、それによって彼自身が謎の失踪を遂げ、恐怖のホテルと呼ばれるようになったというストーリーが語られます。

ホテルの中には世界各国で自ら収集した膨大なコレクションを収めています。

3.香港ディズニーランド「ミスティック・マナー」

S.E.A.のメンバーであるヘンリー・ミスティック卿が主人公のアトラクションです。

彼の豪邸では、魔法の音楽ボックスが異世界の冒険を引き起こすという物語が展開されます。

1899年、ヘンリー・ミスティック卿の屋敷で開かれたS.E.A.の会合にシリキ・ウトゥンドゥを携えたハリソン・ハイタワー三世が参加しているのだが、その時の様子を絵にしたものが「ミスティック・マナー」に飾られているとか…。

4.WDWマジックキングダム「ジャングルクルーズ」

フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドのマジックキングダムにある「ジャングルクルーズ」では、S.E.A.のメンバーであるアルバート・フォールズ船長が設定に登場します。

この本部である「スキッパー・キャンティーン」というレストランには、S.E.A.の会合が行われていた秘密の会議室があります。

再興期S.E.A.のメンバーとその特徴

元祖S.E.A.が設立されてから、再び勢いが増していくのが1890年代以降になり、個性豊かなキャラクターが所属しています。

彼らの物語が、ディズニーパーク内のアトラクションや施設の設定に深みを与えています。

★ヘンリー・ミスティック卿(好奇心旺盛なコレクター)

香港ディズニーランド「ミスティック・マナー」の主人で、文化財を守る活動に情熱を注いだ人物である。

★ハリソン・ハイタワー三世(強欲な探検家)

東京ディズニーシーの「タワー・オブ・テラー」に登場する彼は、S.E.A.を代表するキャラクターの一人。

★カメリア・ファルコ(飛行機研究者)

ファンタスティック・フライト・ミュージアムの2代目館長であり、女性初のS.E.A.会員になった人物である。

日本の「ソアリン」では今まさにカメリア・ファルコ生誕100周年を記念した特別展を開催している。

★アルバート・フォールズ船長(ジャングルの案内人)

「ジャングルクルーズ」に登場する彼は、冒険心とユーモアを兼ね備えたキャラクター。

★バーナバス・T・ブリオン(発掘会社設立者)

フロリダの「ビッグサンダー・マウンテン」にて、ビッグサンダー・マイニング・カンパニーを設立し、発掘を続けている。

★メアリー・オーシャニア(海洋探検家)

ディズニー・タイフーン・ラグーンのアトラクション、「ミスアドベンチャーフォールズ」のメインキャラクター。

女性メンバーとして、海洋探検に特化した設定が登場するなど、近年では物語の幅が広がっている。

この他にもまだまだメンバーがいて、続々と正体が明かされたりもしています。今後も楽しみ!

S.E.A.が愛される理由

S.E.A.がファンに愛される理由は、その奥深いストーリーテリングにあります。

東京ディズニーシーのフォートレス・エクスプロレーションから全てが初まり、全世界のパークのアトラクションに散りばめられていった裏設定は、ゲストの想像力をかき立て、訪れるディズニーファンを一層楽しませてくれます。

東京ディズニーシーで見た設定が、海外のディズニーリゾートで繋がるという面白さは、ディズニーファンならではの醍醐味です。

まとめ:S.E.A.の冒険に参加しよう!

S.E.A.は、東京ディズニーシーで誕生した冒険心の結晶です。

次回ディズニーパークを訪れる際には、フォートレス・エクスプロレーションやアトラクション内の装飾に隠されたS.E.A.の物語を探してみてください。

深い冒険の世界があなたを待っているはず!

この記事がS.E.A.の魅力をお伝えする一助となれば幸いです!

それでは、次の冒険でお会いしましょう!

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